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一二三四五六七

その時に感じたことを書きたいです。

今年プレイした中で好きなゲーム9つ

中途半端な時期ですが、気が向いたので書きます。

ちょっとした感想を添えて紹介する感じなのでよければ気軽に見ていって下さい。

 

順不同で挙げていくか、ランキング形式という体裁にするかで悩んだんですけど、ブログに書く時点でかなり個人的なものになっているので、後者のランキング形式にしようかな~と。

 

面白かった順ではなく、あくまで自分が好きな順(という体)にしています。

 

また、ネタバレは極力避けていく方針です。

が、ネタバレのラインは人それぞれなのでそれに抵触していたらごめんなさい(._.)

 

ま、こんな予防線貼ってる時点でオタク感がやばいですね。さっさといきましょう。

 

 

9.『闇を奔る刃の煌き』(影法師(同人)) (2011-08-13) 

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www.kagehoushi.org

 

あらすじ

 ――認めさせてやる――

武士の世が終らんとする中、若侍は不意に運命とすれ違った。
商家の一人娘、中村蛍の手を取った瞬間、全てが動き出す!
強引、破天荒、けれとも頼もしい男が、愛する女と共に戦い、
道を切り拓いて行く。『流れ落ちる調べに乗せて』の前日譚。
二人三脚で紡がれる新たな立志伝――ここに開幕!

 

 (パッケージより引用)

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快男児の武士-重蔵と芯の強い大和撫子-蛍の関係はまさに理想の夫婦の体現でした。

二人の関係の、その本質を捉えた幕開けのやり取りからもう既に心を掴まれましたね。

 

魅力的な登場人物達と織りなす疾走感ある立志伝にスルスルと惹きこまれ、楽しみなが

ら駆け抜けた先に迎えた結末には驚嘆の一言でした。

 

プレイ時間は10時間強くらいで、ボイスは無しです。 

 

最後の展開には賛否両論あるかとは思いますが、自分は好きですね。

 

江戸末期のあのゴタゴタした時代の中を駆け抜ける疾走感、そこで紡がれるサクセス・ストーリー、魅力的なキャラクター同士の浪漫あるやりとり、そういうところが良かったです。

Amazoで1080円と廉価なので手にも取りやすいのではないかと思います。

 

あ、これは非18禁です。

 

 

8.『銀色、遥か』(tone work’s) (2016-08-26)

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ーーー君と初めて過ごした冬。そして、10年後に過ごす冬。

中学生編、学園編、アフター編と三部構成で描かれる、まばゆい恋の物語。

 

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プレイ時間は35~40時間ほどで、結構な分量でした。ボイス有りです。

 

中学編というエロゲでは珍しい時間軸から10年という長いスパンで物語を描かれていることで、主人公とヒロインとの色々な人生を見届けることが出来ました。

EDムービーが卑怯で、普通にだいたい泣いていました。中盤にも挿入歌がかかる場面でも盛り上がりがあって、そこでも泣いてましたね。

 

物語の始まりを予感させ、距離を近づけてゆく中学編

彼女と心を交わし絆を深めてゆく学園編

彼女と契りを結び一緒の人生を過ごしてゆくアフター編。

どの√もとても丁寧で、そのヒロインとだからこそ歩める人生だと強く実感出来ます。

 

さっきから人生、人生言っていますが、この作品をプレイしての正直な感想が

「『銀色、遥か』は人生。」

なんですよね。

 

もう少し正確に言うと、

 

「自分の人生に影響を及ぼすような強いものはないが、『銀色、遥か』では主人公とヒロインとの若いうちの一生が描かれており、それを見届けることが出来て自分は良かったと思う。」

 

という感じです。

 

メッセージ性とかそういう強いものはないんですが、あれは確かに人生でした。

 

どういうところが特徴的だったかというと、 一番は、

主人公に決まった夢がないため付き合うヒロインとの関り合いによってやりたいことが決まり、ヒロイン毎に就くことになる職が異なる、という点ですね。

 

このことによって、そのヒロインと付き合うことで歩むことになる将来という意味付けが為されていて、そのヒロインとの人生"だからこそ"という感覚が新鮮でした。

 

そのせいで主人公万能すぎだろ、みたいな意見も出てるみたいですけど、コンセプト単位での仕掛けなので已む無しであり自分的にはOKという感じです。

また、物語に起伏がなさすぎるという意見も分からなくはないんですが、「人生にそんな起伏なんてあまりない」ことを思えば、コンセプト上の許容範囲内でした。

日常が数ヵ月単位飛んで描かれるのも、長いスパンで描くかつ人生に起伏はそんなにないという点からも、コンセプト的に仕方ない範囲かなと。

 

あと、このブランドの作品の例に漏れず、BGMも歌曲もとても素敵でした。

特に、EDムービーはどれも非常に良かったですね。個人的にべスリー√のが一番です。

挿入歌「夢の季節」とED「beloved story」「ヒマワリ」もかなりお気に入りでした。

ここ最近毎日『銀色、遥か Vocal Collection』を聴いては思いを馳せています。

 

 

 

7.『falling』

(非18禁) (にんじゃはなんにんじゃ(同人)) (2014-08-18)

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nerigomadango.wixsite.com

 

■あらすじ

 数年前に父親を亡くし、莫大な遺産を引き継いだ青年マクビーは、
しかしやりたいこともなく、その金と美貌を持て余しながら
自堕落な生活を続けていた。
 そんな中、彼の家に突如不思議な少女が現れる。

「マクビーがあたしを誘拐したんだからね!」

 自分が少女を家に連れ込む姿が録画されたレコーダー。
 少女はそれを持ち出してマクビーを「脅し」にかかる。
 しかしマクビーに少女を連れ込んだ記憶はない。

 マクビーは経験したことのない事態に翻弄されていき、
少女を取り巻く「厄介事」に巻き込まれていく。

――俺が本当に誘拐したのか?

 マクビーと少女が出会った意味とは?
 そして世間を騒がす「連続児童誘拐事件」とは。

 まるで「降って湧いた」かのような奇怪な運命は、
やがてマクビー自身をも変えていくことになる……。

 

(公式より引用)

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プレイ時間4~5時間ほどのフリゲです。

簡潔で過不足のない文章、優しげなイラスト、しっかりと伝わってくる人物描写、表題に絡めた章タイトル、と全体的な纏まりが◎。

ジュブナイル成長物語の典型なのですが、じっくりと心に染み入ってきました。

自分好みの作品でとても満足しましたね。読後も優しい空気感に包まれて、しばらく充実感とともにぼけ~~としてました。

 

実はこの物語にはEDが2つあるのですが、そのうちの片方がむちゃくちゃ好きです。

 

短くて、纏まっていて、そして何よりフリーなので、気軽に一度やってみてほしいです(*´ω`*)

 

 

 

 6.『見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS』 (PULLTOP) (2016-05-27)

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『見上げてごらん、夜空の星を』のFDなのでプレイする場合は前作からが推奨です。

 

なんで入っているかというとFDで追加された美晴先生√がとても好きだからです。

 

■あらすじ

住み込みのバイト先「さをとめ」で同居している、かつての恩師であり今はオーナーの娘としてニート状態の早乙女美晴先生。

かつてのやる気に満ちた麗しい姿は今はもう見る影もない。

先生が教師を辞めることになった理由には、主人公たちも少なからず関係していて...

 

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自分がどうにかしてあげないといけなくて、でもどうしたらいいのか分からなくて、結局何も出来なかった。そんな無力感に苛まれて、苦悩を抱えながらも全てを投げ出して諦めてしまった人の物語。

 

本当になんか死ぬほどぶっ刺さりました。

こういうの大好きなんです。

 

 好きすぎて抱き枕カバーも買いました。抱き枕を使うのは初めてなので楽しみ(*´ω`*)

 

 

5.『ROSE GUNS DAYS -The Best-』

(非18禁) (07th Expansion(同人)) (2016-08-31)

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 (画像はLast Season盤。ベスト盤はその再販で、ショートストーリーが追加されています。入手難易度を考えても、今ならベスト盤を購入するほうが良いです。)

http://07th-expansion.net/rose/Main.htm

 

■あらすじ

1944年。

日本にとっての第二次世界大戦は、唐突に終わりを告げた。
列島全規模の大災害により、日本は壊滅状態に。
米中連合軍は人道的見地から無条件休戦を提案。日本政府はこれを受託。
ここに、日本の戦争は終わりを告げた。

壊滅状態の日本を復興するため、米中連合軍は共に進駐。
将来、日本の新たな米中戦争の火種にしないため、南北2分割でなく、
市政レベルで細かなチェス模様のように複雑に2分割。
両国はそれぞれの国威を示すため、競い合うように急速な戦後復興を行なっていった。

その結果、ほんの数年足らずで、日本は荒廃から立ち直ることになる。
しかし、中国軍管区はチャイナタウン化し、米軍管轄もアメリカナイズドされ、
その姿はもう、かつての日本のそれとは大きく掛け離れていた。

米中からの大量の移民により、日本人はマイノリティー化。
故国を失った日本人たちは、日本という名の新しき異郷で生きることを強要された。

日本人は、今や亡国の民。
しかしそれでも。身を寄せ合い、彼らは狡猾に、そしてたくましく生き抜いていた・・・。

 

 

舞台は1947年、23番市暗黒街。薔薇と銃の日々が幕を開ける!

物語を彩るは、硝煙と抗争、酒と女と薔薇の花びら…

米中に分割統治された戦後東京の暗黒街を、男と女が駆け抜ける!

 

(公式サイト及びパッケージより) 

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これ一本で「シリーズ4作+ショートストーリー 」の全てが収録されています。

これで2000円+税はお得ですね。

プレイ時間は30時間強くらい。ボイスは無しです。

 

人間的な魅力に溢れたキャラクター達が幾重にも絡みあい、それぞれの思惑や仁義が交錯し紡がれてゆく物語は読んでいて非常に面白く、続きが気になって気になってあっという間にクリアしてしまいました。

 

本当にざっくりいえば、「立派な理想を掲げるものの実力が伴わない弱小マフィアが大切なものを守るために暗黒街でのし上がっていくお話」なんですが、そう一言で片付けられる内容ではありません。

 

そこには、その複雑な時代を駆け抜けた人間の仁義と生き様があり、掲げた理想とやるせない現実があり、守りぬいた過去と受け継がれる未来がありました。

 

各勢力の思惑が交錯しハラハラする先の読めない展開や、熱い男女の滾るバトルパート、胃が痛くなるほど感情移入せざるを得ないシーンなど物語としてかなり面白かったです。

 

シナリオが竜騎士さんなので少し説教くさいところもありますが、それはご愛嬌ということで。

 

最近ベスト盤が発売されたので、とりあえず買ってプレイしてみても損はないんじゃないかと思います。

 

www.youtube.com

 

Season1OP曲「愛はオメルタ」が流れるタイミングも抜群で、かっこ良くて大好きです。

オメルタ(伊:Omertà)とは、シチリアのマフィアにおける約定。沈黙の掟、オメルタの掟などとも言う。)

 

最高の薔薇と銃の日々をありがとう。

一番好きなキャラはメリル・田無です。主人公のレオは伝説です。

 

 

 

4.『書淫、或いは失われた夢の物語。』

(Force) (2000-07-15)

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ーーー蜘蛛の糸を伝って。
いつかキミに、
抱かれる日が訪れるまで。

 

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この作品を挙げて他人に何を思われようが、自分が好きな作品のことは好きと言いたいので挙げます。

 

さて、巷では構成ゲーだの言われていますが、一番感服したのは「設定とその暗喩、メタファー」です。

こればっかりはプレイしてもらわないと本当に何も言えないんですが、1つの物事で2つのことを暗喩していたのが非常に上手く、それに気が付いた時は脳汁がやばかったです。

 

全部プレイし終わって、これはどういう設定のどういう物語だったのかを考えると、これもまたとても好みのものが立ち現われてきました。

 

キーボードに何度も打ち込んだあの5文字の重さを、一生忘れることは無いと思います。

 

 

 

 

3.『さくらむすび』 (CUFFS) (2005-08-05)

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■あらすじ

僕には、両親がいない。
そのことに気づいたのは、物心ついてしばらく経ってからのことだった。
僕の側には桜がいて紅葉がいて、養ってくれる大人たちもいて。
それで、何もおかしいことなんてない。
そう思っていた。

だから両親が事故で他界しているのだ、ということを理解した際も、特に衝撃を受けたという記憶がない。
どうしたって、僕にとっての両親は、ここまで僕を育ててくれた二人でしかありえなかったから。

けれども…
どうして僕と桜が別々の家に引き取られたのか。
そのことだけは、とても疑問に思っていた。

子供を一人養うということがどれだけ困難であるか。
当時は、それを想像することすらできなくて…
幼い日の僕たちにとって、それはただ理不尽な話でしかありえなかった。

どうして兄妹が離れて暮らさなければいけないのか。
この世界には神様だとか魔法だとか、何かしら目に見えない大きな力があって。
それが僕たちから両親を奪い、そして今度は妹までをも奪おうとしているんじゃないか?

そんな幼い考えに囚われていた、あの頃。

僕は確かに子供で…
自分一人ではなんにもできなくて…

ただ、桜の実の兄であること。
それが、幼い僕の精一杯だった。

だから――
早く大人になって、僕が桜を守るんだ、と…
僕だけはずっと桜の側にいてあげるんだ、と…


あれから、ずいぶんな時が流れ
数ヶ月後には卒業し、真剣に将来を見据えなければならないこの時になっても

しかし僕は、未だ子供のまま――

いつかの幼い誓いを、果たすことができずにいる

 

(公式サイトより引用)

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プレイ時間は15時間ほど。ボイスは無し。

 

初めてプレイしたトノイケ作品でした。

撫でるようなタッチで優しく描かれるやりとりは実に心地よく、軽妙でテンポ感もあり、会話を通してキャラクター達の日常の距離感や感情がよく伝わってきました。

心情描写も繊細かつとても丁寧で、けれども圧力を伴ってじくじくと胸に浸透してくるような感じが印象的でしたね。

 

優しい絵と優しい音楽と優しいキャラクター達の織りなす優しい世界、そしてそこに横たわる拭えない不気味さ。プレイ中にはおぼろげな輪郭しか掴めなかったそれが、プレイ後に考察をみることによって形をなした時には、本当に驚きました。

 

ネタバレ込みで書いた感想です。

no1234shame567.hatenablog.com

 

あらすじの文章を読んで良さそうだな、と思った方は是非やってみてください。

繊細な心理描写には本当に感じ入るものがありました。

 

 

 

 

 1位は同率で2作品あります。

 

1.『Dear world -Re.-』

(非18禁) (non color(同人)) (2009-02-08)

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www.dlsite.com

 

■あらすじ

はじめて笑って。はじめて泣いて。

はじめてケンカをして。はじめて仲直りして。

そんな風な、たくさんのはじめてが詰まった時代。

 

どんな大人も通った時代。

包まれて護られて、疑わなかった時代。

ーーそんな時代に、少年はいた。

 

 皆守ユウキは小学生。
 毎日、仲間たちと飛ぶように遊んでいる。
 ある日女の子が引っ越してきた。
 彼女の名前はリリィ。

 ずばり、仲良くなりたい。
 でも、方法がわからない。
 とりあえず、一緒に遊ぶことにした!

すべてが終息してから十数年。

止まりかけていた世界で、少年は少女と出会い、少しの時を過ごす。

 

そして知る。

大きなもの、ゆるぎないもの。そのつながりを。

 

 (公式サイト、DLsiteより引用)

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プレイ時間は6時間ほど。ボイスなし。

この作品の一部は前作『Dear world-the one-』の続編なのです。十全に楽しむためには前作プレイ必須なので頑張ってください。

 

それを乗り越えて本作をプレイする価値は十二分にあると信じています。

 

 

小学校時代。それは誰しもに存在する、あのなんとも言い表せない郷愁を伴った時代。

包まれて護られて、疑わなかった時代。

 

きっかけが無ければ普段思い出すことはない、原体験の一杯詰まったあの時代。

 

記憶自体はあやふやでも、胸に去来するものはきっと多いはず。

 

そんな時代のことを掘り返して思い返させてくれる、非常に稀有な作品です。

もう本当に得難い、大好きな作品として強く心に残っています。

本当に好きです。

あらすじを読んで物語を思い出し噛みしめるだけで、その温かさに泣きました。

ノベルゲームの中で一番泣いた作品かもしれないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.『CHAOS;CHILD』(非18禁) (5pb.) (2016-04-28)

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多くは語らないです。

ただその構成と演出の妙に、放心状態にならざるをえない程ぶちのめされました。

 

死んだ場所で生まれ、出会った場所で別れる。

”2人”の道はカオスに重なった。

 

このED以外考えられないほど美しい結末でした。

 

スポットライトの演出や「風鈴」の意味などもよく考えられているなぁと、しみじみと思います。

 

勿論シナリオの細部などに粗が無いとはいえないのですが、よく考えて作られたのだろうとこだわりを感じる、本当に感じ入る部分が多い作品でした。

 

 

終わりです。